私ども久保酒蔵は
寛政元年（1789年）二代目の久保宗吉が喜代錦と銘打ち酒造業を興したのが始まりです。宗吉が酒造りを始めて幾多の変遷をへて大正・昭和の時代は「延命」の銘柄で、戦後は「静風」の銘柄で時代を経てきましたが、昭和50年代に入り清酒の需要の先細りと共に造りを止める事となりました。休眠蔵からの復活は予想以上の問題が山積みで中々前に進みませんでしたが、平成19年に杜氏を迎い入れ多方面の方々のご協力により試行錯誤をしながらによる作り手の五感を生かした蔵独自の手造り麦焼酎久保の第一歩を踏みだす事ができました。
手造りゆえに少量生産にはなりますが、ここでしか造ることができない味を一人でも多くの方々に楽しんでもらうため、そして本格焼酎という日本の蒸留文化を守っていけるよう、これからもコツコツと酒造りに励んでまいりますので応援宜しくお願い致します。
宇佐市は大分県の北に位置し県内随一の豊かな穀倉地帯で米・麦・大豆などの栽培が盛んであり当蔵のここ長洲の地も豊前海に面しており、多様な農林水産資源に恵まれており世界農業遺産認定地域にも指定されております。近くには全国八幡宮の総本宮であります国宝宇佐神宮をはじめ数々の我が町が誇れる歴史と文化の息づく町です。